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九州での抗争が終結、一命を取り留めた義真会会長の芝村は、津浪が手配した病院に入院中である。芝村会長不在により、義真会内部では新たな対立が生じ始める…。関東では、自らがトップに立とうと目論んでいる黒岩だったが、同じく内部の抵抗に遭っていた。

氷室と田村が事務所に行くと、可愛い動物たちの姿が。石沢と山村によると、この動物たちは、酒に酔った丈治が買ってきてしまったというのだ。丈治の酒による悪行に悩まされた氷室は禁酒を命じるが…。

宗教法人・世界カモメ教会に捕らわれてしまった、太田弁護士の妻・奈緒を助け出す為、氷室と田村は洗脳施設へ乗り込むが、教祖・高原の指示で武器を持ち立ち向かってくる信者たちの圧倒的な数に太刀打ちできず捕まってしまう。氷室が最終的な目的を尋ねると、意味深な発言をする高原。教団は恐るべきことを実行しようとしていた─。一方、警察庁次長の三上が教団関係者であると踏んだ特捜班の佐原は、松宮に相談するが…。

単身で福岡に向かった義真会会長・芝村が何者かに狙撃-。会長が襲われたにも関わらず、報復が出来ず苛立ちが募る義真会幹部。単身で向かった芝村に疑念を抱き、緒方組の身内に裏切りものがいると危惧した津浪によって緒方組・小野田を捉えるもまたしても何者かにより狙撃され死亡。したがって、増田組と緒方組の抗争は続き、九州抗争は激化。一方、関東でも啓仁会の崩壊により緊張感が走る中もう一つの抗争の火種が燻っていた…。

一連の事件のことを踏まえ、氷室と佐原は警察関係者に疑いの目を向けていた。警察が侠和会から丸神会にマトを変えたのは、大財閥・吉岡一族の三川が次長に就任してからだと気が付いた佐原は、調査のために動き出すが…。

以前より津浪が相談を受けていた緒方組と増田組の抗争を止めるため福岡に向かう義真会。一方、関東では啓仁会の崩壊によって啓仁会大幹部・羽佐間が前崎の舎弟になったことにより、着実に関東進出を進めている義真会を危惧する弘和会・黒岩が、関東睦会を連合組織に再編成することを提案。その最中、福岡で何者かによる緒方組幹部が狙撃、増田組の犯行を疑い抗争が再燃。義真会の介入で抗争は沈静したが、陰で糸を引く組織とは-。

杉政組を潰すため争いを起こした侠和会だったが、丸神会が介入したことによって、直接対決の時を迎えていた。そんな最中、山崎組が所沢に事務所を構えたことにより、所沢は侠和会と丸神会によって二分され、東西二大組織の対立は熾烈を極めていくことに…。

津浪の画策により相馬が失踪し、相馬組は解散。それにより、義真会は東北進出を果たした。一方関東では、啓仁会・鷹森と破門された相良達との関係が続いていることが露見し、啓仁会は関東睦会からの除名が決定する-。

所沢で杉政組の組員が立てこもり事件を起こした。組員の事務所から大量の銃火器とシャブが見つかったが、氷室は杉政組組長・宮園の仕業だとは考えられずにいた。シャブの出処を巡り、様々な疑惑が浮上するが…。

三上からとある相談を受けた氷室と田村。問題解決に向けて山崎一門が激闘する。不死身と言い張る山崎一門は、自分たちの未来をこっくりさんに訊いてみることに。長谷川に続く次の犠牲者は…。本編ではみることができない「やまざきいちもん」の日常を描く！

嶺井と相馬は兄弟の盃を交わし、弘和会が東北進出を目論む。義真会の前崎と津浪が東北奥羽連合へと直接交渉しに東北へ向かう。義真会が奥羽連合につくことを知り、焦った相馬組が弘和会の力を借り、三原組に攻め込もうと動く。横浜では、黒岩が道場組・東堂に提案を持ちかけ、啓仁会・鷹森は相馬組・溝口の件により思うように動けない中、溝口の仇をとろうと東北にいる相良達と連絡を取り合っているのだった…。

岩尾を撃った中森組・牧本、有村と鋼会・板垣が逃走。氷室は、重傷を負った岩尾を病院へ連れていくことを優先する。病院に駆けつけた迫田からの礼を、頑なに拒否する氷室と田村。近々対立することを危惧し、鋼会という共通の敵がいながら結託することを避ける。横浜では、山崎一門を筆頭に、侠和会による人間狩りが始まろうとしていた。銃撃された岩尾は一命を取り留めたものの、依然、危篤状態が続いていおり…。

横浜は事実上道場組と義真会で落ち着きを取り戻した。この結果に怒りに震える啓仁会・鷹森だったが…。そのころ、啓仁会・岡島の兄弟分である、東北奥羽連合の相馬組・溝口が仮出所する。岡島の仇をとるため、鷹森に接触を図る。その隙に、東北進出へと思索を巡らせる津波だが…。

浜田が死亡し、悠成会の問題は一件落着かと思われたが、中森組の半グレが襲われる事件が起き、松宮はまたしても侠和会の仕業だと決め込み、調査。一方で、川上と竜次が釈放時に襲撃される。一連の襲撃事件で侠和会を陥れようとしているのではと、岩尾を疑う中島だったが、氷室は何者かが侠和会と丸神会が対立するように裏で糸を引いているのではと考えていた。この直後から七人会関係者への襲撃事件が続発し、事件化してしまう…。

啓仁会・岡島殺害の一報は、犯人不明とされながらも大阪まで届いていた。啓仁会はトミタ自動車の横浜用地買収に暗躍し、義真会はトミタ自動車を守るべく戦いを挑む。一方、道場組親筋の老舗博徒、寿一家会長・川田は病で倒れてしまい、跡目に考えたのが道場組・東堂だった。啓仁会と田辺の関係に危惧した弘和会・黒岩は田辺を探し殺害するよう命じる。その最中、道場組幹部を狙った失踪事件が相次ぎ…。

悠成会・加須支部に空き巣が入った。金は既に金庫から移動させていたが、テルは顔面蒼白。桜木らを追い出し、事務所に閉じこもってしまう。テルを心配する氷室と田村だったが、テルにはどうしても取り返さねばならないものがあった…。二人組の泥棒はパルクール兄弟と呼ばれ、兄の一郎がグレたことにより窃盗団に入ったというが、そこにはある理由があった。また、一連の窃盗事件にはマル暴である藤村が絡んでおり…！？